« シーズン最初のムスカリ  Muscari parviflorum | トップページ | 白いジュズサンゴ Rivina humilis »

2019年10月 3日 (木)

シュウメイギク「ドリーミング・スワン」 Anemone 'Dreaming Swan'

シュウメイギク「ドリーミング・スワン(Anemone 'Dreaming Swan')」が咲きました。

Adreamingswan1

Adreamingswan2

Adreamingswan4

Adreamingswan3

Adreamingswan5

Adreamingswan6

 

「ドリーミング・スワン」は、2004年に英国のエリザベス・マクグレガー・ナーセリー(Elizabeth MacGregor Nursery)のエリザベスさんが見つけ出したと言われている「ワイルド・スワン‘Macane001’ 」と同系列のアネモネで、正式には「ドリーミング・スワン‘Macane004’」です。
「ワイルド・スワン」は2011年のチェルシーフラワーショーで「2011年の植物('2011 Plant of the Year')」を受賞し、2013年には米国オレゴン州ポートランドで開催された Farwest Show in Portlandでは全ての新種植物の中での最優秀賞('Best of Show')を得ています。
「ワイルド・スワン」と「ドリーミング・スワン」はアネモネ・ルピコラ( Anemone rupicola)とシュウメイギク(Anemone hupehensis)を 交配したと言われています。

ところが日本では「ワイルド・スワン」はアネモネの園芸種としてアネモネ「ワイルド・スワン」という名で流通し、「ラッフルド・スワン」の方はシュウメイギクの仲間として流通しています。 シュウメイギクもアネモネの仲間ですから、どうでもいいようなことですが、例によって同じものを咲く時期の違いから、全く違うものとして販売しようという日本の園芸業者の戦略でしょうか。

ところでアネモネ・ルピコラは6月頃に開花し、シュウメイギクは秋に咲きますので、花の時期が違いますから自然状態では決して交雑しません。いろいろとテクニックを駆使すれば交配できるのでしょうが興味がわきます。
思うに中国のシュウメイギク(Anemone hupehensis)ではなく、それによく似ているタイワンシュウメイギク(アネモネ・ビチフォリア:Anemone vitifolia)ならば初夏から開花するので、開花時期が一致して交配が可能です。

「ドリーミング・スワン」はシュウメイギクとしたように、掌状深裂する堅そうな葉を出し、その上に伸びる茎の先端に径10cmほどの大きな白い花を開きます。

花弁は7〜10枚の半八重で、5枚の萼片が加わり、八重咲きに見えます。
萼片の裏は赤紫色を呈していて、花は朝と夕方には花弁をややしぼめて下向きに咲きますので強調されます。
「ワイルド・スワン」は、特に春に咲いた時はアネモネ的で、背丈が高くなりませんが、「ドリーミング・スワン」はシュウメイギクの性質が強く出ているのか、花茎が50〜60cmに伸び、一番上の茎葉か分枝して、高く伸びた茎頂に花をつけます。

以前にも書いたのですが、アネモネ・ルピコラ(Anemone rupicola)がはたして親かと思うほどアネモネ・ルピコラの楚々とした雰囲気とは違っています。
最初見た時に、萼の裏は赤紫に色づき、雄しべは濃い黄色をしていたので、アネモネ・パルマタ(Anemone palmata)が親だと思いました。

|

« シーズン最初のムスカリ  Muscari parviflorum | トップページ | 白いジュズサンゴ Rivina humilis »

イチリンソウ (Anemone) (119)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« シーズン最初のムスカリ  Muscari parviflorum | トップページ | 白いジュズサンゴ Rivina humilis »