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2020年5月27日 (水)

東の方だけではないタツナミソウ  Scutellaria orientalis

スクテラリア・オリエンタリス(Scutellaria orientalis:シソ科タツナミソウ属)が咲いています。

Spinatifida1

Spinatifida3

Spinatifida2

Spinatifida4

Spinatifida5

 

スクテラリア・オリエンタリスは、「東の」という種小名からわかるようにヨーロッパの東の方、ギリシャからトルコを経て、黒海からカスピ海に分布しています。しかし地中海の東の方だけではなくスペインやジブラルタル海峡を隔てて、モロッコにも分布しているようです。広い地域に分布しているので、17種もの変種、亜種が知られており、地域変異が多いようです。

基部が木質化する亜低木で、地際から分枝して、四方に広がっていきます。
濃い緑色の葉は2cmまでの楕円形(卵形)で、対生して茎につきます。葉縁には粗く鈍い鋸歯が入っています。
匍匐する枝を伸ばす内に気温が高くなると、茎頂に苞葉の塊が出来ます。
同心円状に並ぶ苞葉の間から数輪の花が垂直に姿を現します。
花は長さ3cmほどの二唇形で、筒部から唇弁にかけてはクリーム色ですが、上唇の兜部が鮮やかな黄色をしています。
それで一般的にはyellow-flowered skullcap や yellow helmet flowerと呼ばれています。

古くから知られていたようで、1753年にリンネさんが命名していますが、リンネさんはスペインやモロッコに分布しているのは知らなかったようですね。

 

 

 

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