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2020年8月 8日 (土)

ホヤ・カルノサ「クリムゾン クイーン」  Hoya Carnosa Krimson Queen

斑入りサクラランと呼ばれるホヤ・カルノサ「クリムゾン クイーン」(Hoya Carnosa Krimson Queen:キョウチクトウ科ホヤ(サクララン)属)が咲きました。

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 ホヤ属はアジア東部からオーストラリアに200〜300種(50〜400種という説もあります)が知られています。
多くは気根を出して他の植物に寄りかかって伸びていく匍匐性やつる性の常緑多年性植物ですが、低亜木のものもあります。
葉は肉厚の全縁で、対生してついています。花は葉脇から散形花序につき、蝋状の星状に5深裂した平開する花冠があり、その内側に花弁と同じ質感の副花冠を持っています。

ホヤ・カルノサは九州(屋久島)から東南アジア、オーストラリアに分布しています。
リンネの息子(Carolus Linnaeus filius: 1741-1783)さんが1782年にアスクレピアス・カルノサ(Asclepias carnosa)と命名しましたが、1810年にイギリスの植物学者でオーストラリアの植物を研究したロバート・ブラウン(Robert Brown:1773–1858)さんが1810年にホヤ属に変更しています。

「クリムゾン クイーン」は、ホヤ・カルノサの葉の外縁に沿って白い斑が入る園芸種です。「クリムゾン プリンセス」という品種があり、葉の中心に白い斑が入ります。
「クリムゾン クイーン」は新葉はクリーム色で、しばらくすると明るいピンクに色づき、さらに葉縁は濃いピンクになります。古くなると中央部に緑が出てきて、斑入りになります。
外縁に沿って白い斑が入ると言いましたが、正しくは中央部に緑の斑が入るというべきなのでしょう。

通常初夏に花序を出します。ホヤの典型である星形に5深裂した肉質の花冠を持ち、花の直径は1.5cmほどで、花冠には短い毛が密に生えています。花色は乳白色から濃いピンクまでさまざまですが、このようなピンクが多いようです。花は香りが強く、花弁から蜜をたらすこともあります。

吊り下げ型のプランターに植え、パキラ(Pachira glabra )に吊しています。斑が太陽光で傷まないよう年中室内においています。昨年初めて1輪だけ咲きました。日に当てていないせいだろうと思いましたが、今年も4輪ですから間違いないでしょう。
なお「クリムゾンクイーン」は1950年代に「トリコロール」という名で登録されていましたが、1970年ごろからは「クリムゾンクイーン」や「バリエガータ('Variegata')」と呼ばれています。

英名はwaxplant, waxvine, waxflower(蝋の花) 

属名ホヤは、19世紀の英国ショーンハウス(Syon House)のノーサンバーランド侯爵(Duke of Horthumberland)家の庭園の園丁長を務めた植物学者のトーマス・ホイ(Thomas Hoy:1750–1822)さんに因みます。

種小名のカルノサはラテン語で「肉質の」という意味です。

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