« 2020年8月 9日 (日) | トップページ | 2020年8月23日 (日) »

2020年8月13日 (木)

ホヤ「シルバーピンク」

ホヤ・プルプレオフスカ 「シルバーピンク」(Hoya purpureofusca ‘SilverPink’:キョウチクトウ科(ガガイモ科) ホヤ(サクララン)属)が咲きました。

Hoyapurpureofusca7

Hoyapurpureofusca8

Hoyapurpureofusca13

Hoyapurpureofusca9

Hoyapurpureofusca10

Hoyapurpureofusca11

Hoyapurpureofusca12

ホヤ属はアジア東部からオーストラリアにかけて200〜300種(50〜400種という説もあります)が知られています。種の総数が様々に異なる理由は、異学名や亜種、変種が整理されてないためだろうと思います。
多くは匍匐性やつる性をもつ常緑多年性植物ですが、低亜木のものもあります。茎から気根を出して岩などに着床して伸びていきます。
葉は多肉質で皮質で、全縁です。花は多肉ろう質で、中心部に肉質の5個の副花冠があります。

ホヤ・プルプレオフスカはジャワ島、ボルネオ島(カリマンタン島)、バリ島、マレーシア、スマトラ島に自生しています。
葉は幅4cm、長さ15cmほどの長楕円形から卵型で、肉厚でツヤがあります。
濃い緑色の葉の表面には銀色の不規則な模様が入ります。葉の裏面は薄い緑色をしています。

若い蔓は濃紅色で、花柄も萼も同じ色です。比較的長い花柄に放射半球状に花を多数つけます。
花は赤色で、白い毛が生えています。副花冠はピンクで中心部は濃紫褐色をしています。
花が開くとよい匂いが、かなり強くします。

なおこの「シルバーピンク」 というホヤに関しては、ネット上にホヤ・プビカリクス(Hoya pubicalyx)という名で登場します。特に日本のサイトではほとんどがホヤ・プビカリクスとなっています。
しかしプビカリクスという種小名は「萼に軟繊毛がある」という意味ですが、写真の通り、萼に毛は生えていません。つまり学名から判断すると、この植物をホヤ・プビカリクスとするのは間違っているということです。

英国の博物学者で、植物画家としても著名なウィリアム・フッカー(William Jackson Hooker:1785–1865)さんによって1850年に公表されています。フッカーさんはキューガーデンの園長を務め、キューガーデンの発展に貢献した方です。

ホヤ・プルプレオフスカの異学名にホヤ・キンナモミフォリアの変種としたプルプレオフスカ(Hoya cinnamomifolia var. purpureofusca )があります。

英名はwaxplant, waxvine, waxflower(蝋の花) 

属名ホヤは、19世紀の英国ショーンハウス(Syon House)のノーサンバーランド侯爵(Duke of Horthumberland)家の庭園の園丁長を務めた植物学者のトーマス・ホイ(Thomas Hoy:1750–1822)さんに因みます。

 

| | コメント (0)

« 2020年8月 9日 (日) | トップページ | 2020年8月23日 (日) »