2009年5月22日 (金)

怪人どう? 
Ajuga ciliata v. villosior

カイジンドウ(甲斐竜胆:Ajuga ciliata v. villosior:シソ科キランソウ属)が咲きました。

日本全国の落葉樹の林床や草原などに自生しており、花色も青紫のものから赤紫のものまであるようです。
種小名は「縁毛のある」という意味、さらに亜種名は「長軟毛のある」という意味です。強調しているように、とにかく葉だけではなく全体に白短毛が多く、白っぽく見えます。

カイジンドウというのは甲斐の国に咲く竜胆がなまってついたと言われています。
花の幅は1cmを越え、キランソウ属として大きな花です。花はだらだらと咲き続けるのではなく短期間のうちに散ってしまいます。

アジュガ・レプタンス(西洋キランソウ)を大きくしたような感じですが、ずっと日本的、侘び寂の世界です。


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2009年5月14日 (木)

ピンクのニシキゴロモ 
Ajuga yezoensis

今、ニシキゴロモ(錦衣:Ajuga yezoensis:シソ科キランソウ属)が咲いています。

ニシキゴロモは主に日本海側に分布するキランソウの仲間で、陽当たりのいい山地に自生しています。
花の色は非常に淡い青紫色から鮮やかな紅紫色のものまであるようですが、この個体はかなり赤みが強いようです。
また花びらが反転するように展開し、上花弁が短いので、典型個体と違って見えます。
鉢の中に他の草の中に咲いているので、草丈20cmほどの花茎をまっすぐ上に立てて花をつけています。

ニシキゴロモを始めキランソウ属は宿根草ですが、私に所のキランソウ属は宿根せず、タネあるいはランナーで更新しているのではないかと思っています。鉢から飛び出すことはなく、夏、あるいは冬には親株は枯れて、春になると必ず咲いています。ランナーを鉢で拾ってやらないといつのまにか消滅してしまいます。


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2009年5月 5日 (火)

ピンクのヒイラギソウ 
Ajuga incisa

桃花ヒイラギソウ(柊草:Ajuga incisa f. rosea:シソ科キランソウ属)が咲きました。

基本種は、青花を咲かせ、山地の日陰に自生しています。
キランソウの仲間では、背丈は30~50cmと大型です。花も葉腋に2つ、大きな目立つ花をつけます。
葉がヒイラギの葉に似ているのでこの名をつけられました。

これがキランソウの仲間と思ってしまうほど立派です。


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2008年11月29日 (土)

秋の錦衣 
Ajuga yezoensis f. rosea

春に咲くはずのニシキゴロモ(錦衣:Ajuga yezoensis f. rosea:シソ科キランソウ属)が今頃咲いています。

花付きは悪いですが、秋にも咲くようです。
秋になって葉の色が赤く色づいたり、葉の周辺が赤くなったりして、なかなかいい感じです。

普通のニシキゴロモは上唇が2つに裂けたピンクがかった白色の花をつけますが、このニシキゴロモは赤花種で、上唇の裂片が浅く、立ち上がらないので、上唇が目立ちません。
このような目立たない上唇をもつ花をつけるものにツクバキンモンソウ(筑波金紋草:Ajuga yesoensis v. tsukubana:シソ科キランソウ属)があります。
ニシキゴロモが日本海側に分布するのに対し、ツクバキンモンソウは太平洋側に分布します。
花の形からはツクバキンモンソウなのですが、葉に葉脈に沿って紫色の斑が入っていませんので葉からはニシキゴロモです。


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2008年5月22日 (木)

ニシキゴロモは日向が好き 
Ajuga yezoensis

ピンクのアカバナニシキゴロモ(Ajuga yezoensis f. rosea:シソ科キランソウ属)が花茎を立てて咲いています。

ニシキゴロモは北海道、本州、九州の日本海側に分布する多年草です。
普通は紫色の花をつけるのですが、これはその色変わり種です。
春はキランソウのように地面に張りついて花をつけますが、気温が高くなるにつれ、花茎を伸ばし、15cmほどの背丈になります。

これはこぼれ種から今年生えてきた株です。
この株が生えた鉢の近くに、親であろうピンクのニシキゴロモを置いたことがなく、タネがどのようにしてこの鉢にたどり着いたか不思議です。

自生地では日陰で咲いていると思っていましたので、親の株は日陰に置いています。
しかし日陰の株は、短期間、少数を花をつけただけでした。
日陰では花茎はオオギカズラのように鉢から垂れ下がります。
それでオオギカズラとニシキゴロモの区別がつきませんでした。
日向では花茎が出て立ち上がっていくんですね。これでこの二つがすっきり整理できました。

ピンクのニシキゴロモは色が強すぎて(はっきりしすぎて)趣がありません。
でもニシキゴロモという語感にあっているかもしれません。


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2008年4月30日 (水)

ピンクのオオギカズラ 
Ajuga japonica

オオギカズラ(Ajuga japonica:シソ科キランソウ属)が咲きました。

キランソウ属の中では大きい花で、キランソウ属の中では苦労せず写真に撮れます。
雄しべが上唇弁に沿って出ているなど、花の構造がよくわかります。
花の色は、多くは薄紫ですが、このようなピンクもあります。薄暗いところに置いていますが、どきっとする美しさです。

カズラとついていますが、ものに巻き付くことはありません。花後ランナーを出すのでカズラとついているようです。
おおらかな鋸歯のある扇形の葉が名前の由来です。いい感じの葉です。



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2008年4月22日 (火)

ピンクのアジュガいろいろ 
Ajuga reptans 'PinkElf', 'Pink shell' & 'Rosea'

ピンクの花のアジュガ・レプタンス(Ajuga reptans:シソ科アジュガ属)が咲きそろいました。
アジュガには青紫、濃い紫、ピンク、白といった花色にバラエティがあります。
ピンクのアジュガはいずれも春らしい、かわいらしい感じがします。
これら3つ以外にも、葉が焦げ茶色をしているプロンズ・ピンク(Ajuga reptans 'Bronz Pink')という品種を育てていたのですが、枯れてしまいました。
最近流通しているピンクの花を咲かせるアジュガには、葉色などこれといった特徴がなく、育てていても同じものではないかと思ってしまいます。


これはアジュガ「ピンク・エルフ」(Ajuga reptans 'PinkElf')です。ピンクのアジュガとして流通はこれが一番古いのではないかと思います。
10年以上も前、初めてピンク・エルフを見たときに、あまりの可愛らしさに、旅行中だったにもかかわらず、買って帰ったことがあります。
玄関先に置いてある鉢ですが、ここが気に入ったのか丈夫で、7年ほど生きています。


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ピンクシェル(Ajuga reptans 'Pink shell')です。最近よく流通しています。
上のピンクエルフと同じように見えます。ややピンクが薄いかもしれません。
大きさは一番大きく、花茎を伸ばします。勢いもいいようです。
葉色は明るくて、花が咲いていない時期でも白かピンクと予想できます。


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ロゼア(Ajuga reptans 'Rosea')です。
名前からすると花色がピンクより濃いのかなと思いますが、暖かい感じのピンクです。
この3つの中では一番小さいピンクアジュガです。


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2008年4月17日 (木)

白い金襴緞子 
Ajuga decumbens alba

白い花のキランソウ、シロバナキランソウ(白花金襴草:Ajuga decumbens alba:シソ科キランソウ属)が咲きました。

花は白いのですが、葉の色は普通より濃い緑色をしています。

キランソウは地獄の釜の蓋という別名があって、地面にへばりついています。
風が邪魔をしないので写真を撮りやすい植物です。
下の2枚の写真は公園の空き地で見つけた普通のキランソウ(Ajuga decumbens)ですが、沢山咲いていて見事でした。
どこにでも咲いているようでいて、探してもなかなか見つからない花です。

このシロバナキランソウは秋にタネを蒔いてこの通り沢山咲きました。
私のところのキランソウは水はけのよすぎる土を使っているせいか、いつの間にか姿を消します。
これもそうなるのかと心配しています。



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2008年4月14日 (月)

白無垢の十二単 
Ajuga nipponensis

ジュウニヒトエ(十二単:Ajuga nipponensis:シソ科キランソウ属)が咲きました。

このジュウニヒトエは全体に長めの毛がたくさん生えていて、それに加えて葉がメタリックな灰緑色をしているので全体的に白っぽい感じがします。
葉には毛がめだたないのですが、花茎には触ると柔らかな感じがするぐらい密生しています。
花茎はまっすぐ伸びることは少なく、斜めになったり、途中から反り返ったりします。

アジュガ・レプタンス(セイヨウキランソウ:Ajuga reptans)を見慣れた目には地味な花に映ります。十二単という名にはふさわしくない目立たない植物です。
しかし私はキランソウ属の中ではジュウニヒトエが一番好きです。
ジュウニヒトエの凛とした上品さが気に入っています。
ハイキングコースで時々見かけるのですが、林の中ではこの色は輝いて見えます。
(このジュウニヒトエが咲いているところを耕して西洋アジサイを植えるお年寄りの集団がいて、そのせいか最近は全く見かけなくなりました。shock

ところでアジュガ・レプタンスとの一番の違いはランナーを出さないことです。そういう意味でアジュガ・レプタンスをセイヨウジュウニヒトエと呼ぶのは間違っています。
このことに耳を貸してくれない人のなんと多いことか。weep
多くの人がセイヨウジュウニヒトエと呼んでいますよね。



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2007年5月 5日 (土)

斑入りキランソウ 
Ajuga decumbens variegata

キランソウの斑入り種(Ajuga decumbens variegata)が花盛りです。
濃い緑色に白い斑が散らされています。

2枚目の花のアップが1枚目の写真です。
3枚目、4枚目は別のポットで、どちらも1枚目に比べると、葉の色が少し薄い目で、斑の入り方が強いです。
1枚目のものに比べると花つきが悪いようです。

これらのキランソウはどれも地面にべったり張り付いているわけではなく、中心部分に花茎を立てて、3から5cm立ち上がります。
鉢に植えるとこうなるのでしょうか。不思議です。

野にはえているキランソウは丈夫なようですが、鉢に移すとなかなか難しいものです。
でもこの斑入りキランソウは園芸品種として、鉢植えに馴化されているのか、丈夫で多花ようです。



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2007年4月23日 (月)

ピンクのアジュガ 
Ajuga reptans

そこかしこでアジュガを見かけるようになりました。
アルピコラでもピンクのアジュガが花盛りになりました。
これはアジュガ・レプタンス「ピンク エルフ」(Ajuga reptans 'Pink Elf')です。
ピンク エルフは暖かいピンクの花で、葉色も明るい緑です。
一面咲くと目立ちます。

さて今年のピンクのニューフェースが下の写真です。
アジュガ・レプタンス「ピンク シェル」(Ajuga reptans 'Pink shell')です。
花色にムラがあって白っぽいピンクから明るいピンクまであります。
葉色は緑銅色っぽい色をしています。

ピンク エルフは普通のレプタンスより丈夫なような気がします。
何年も持ち続けてるものの一つです。



Ajuga reptans 'Pink Elf'

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Ajuga reptans 'Pink shell'

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2007年4月22日 (日)

ジャイアント・アジュガ 
Ajuga reptans 'Catlin's Giant'

最近よく出回っているアジュガ・レプタンス「キャトリンズ・ジャイアント」(Ajuga reptans 'Catlin's Giant':シソ科キランソウ属)です。
カリフォルニア州パサデナに住む キャトリン(John W. Catlin)さんによって作出されたのでこの名がついています。
普通種のアジュガ・レプタンスしか見たことがなければ、キャトリンズ・ジャイアントの大きさにはびっくりします。
普通30cm以上の花茎を立てますが、風で倒れて50cmを越える大きさになったことがありました。
普通種のアジュガ・レプタンスは花後、花茎が倒れて枯れてしまうので、タネはとれません。
しかしその時のキャトリンズ・ジャイアントは7月まで花茎が持ちこたえて、タネがとれそうでしたが熟す前に花茎が枯れてしまいました。

一番下の写真は、普通種のアジュガ・レプタンスとキャトリンズ・ジャイアントを、同じ高さにして並べたものです。右がキャトリンズ・ジャイアント、左が普通種です。
花の大きさの違いがわかるでしょうか。
キャトリンズ・ジャイアントは普通種をそのまま1.5から2倍にしたレプタンスです。

ところで園芸業者はアジュガを丈夫な植物だといいますが、それは大きな間違いです。
園芸店で売れ残ったアジュガは、梅雨前にはたいてい根腐れを起こしてポリポットの中で死にかけています。
こんな様子を見るにつけ、園芸業者がアジュガを丈夫な植物だという理由が理解できません。
これも売らんかな主義の犠牲者なんでしょうね。

アジュガは一旦しなびると、手の打ちようがありません。
庭中広がっていたのに、梅雨の時に一晩で枯れてしまったという経験があります。
そのためにも水はけのよい土と消毒が必要です。
維持するためには結構手間がかかります。



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2007年4月18日 (水)

ピンクのニシキゴロモ 
Ajuga yezoensis

桃色の花をつけるモモバナニシキゴロモ(Ajuga yezoensis:シソ科キランソウ属)です。
普通は薄いピンクから薄紫の花をつける、地味な花です。
白っぽい花のニシキゴロモなら、この名前は違和感を感じがしますが、濃いピンクの花だと名前負けしていません。

名前の由来は葉脈に沿って紅が入るのでこの名がついたといわれています。葉の裏にも紅色がかかります。
ランナーを延ばしてそこに花をつけ、また延ばして広がっていきます。
この個体は茎も赤く、葉色も濃い緑なので、茎や葉に生えている白い毛が目立ちます。



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2007年4月 8日 (日)

野草的なヒメキランソウ 
Ajuga pygmaea

ヒメキランソウ(姫金瘡小草:アジュガ・ピグマエア:Ajuga pygmaea:シソ科キランソウ属)が咲きそろいました。
ヒメとついていますがキランソウ(Ajuga decumbens)より、花も全体も大型です。

典型的なヒメキランソウと少し毛色の違うのが、メインの写真とその下の写真の花です。
熊本天草産のヒメキランソウ(Ajuga pygmaea ex Amakusa)です。

下3枚の写真はの典型的なヒメキランソウで、沖縄産のものです。
葉色は南国的で、ツヤがあり、明るい感じがします。
その明るさから、この花を初めて見たときに園芸種だと思ってしまいました。

天草産のヒメキランソウは、沖縄産に比べて、葉色が濃く、ツヤが無く、毛が密に生えています。
花の付き方も違って見えます。
両方とも総状花序を形成しているのですが、沖縄産はあっちこっちに花がついてるように咲きます。
それに対し、天草産はそれらしく円周状に咲いています。
花が咲いていない時はキランソウとよく似たイメージです。
茎もキランソウのように赤みがかかっていて、野草的雰囲気がぷんぷんします。



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2006年6月 9日 (金)

顔の大きいお姫さま
Ajuga pygmaea

キランソウより花が大きいのにヒメキランソウ(姫金瘡小草:Ajuga pygmaea:シソ科キランソウ属)といいます。
台湾(台湾名筋骨草)から沖縄、九州南西部にかけて自生しています。
葉は厚く、キランソウの足下にも及ばないほど小さく、葉からはシソ科の植物であることは想像できません。
花は大きさはキランソウの2倍ぐらいあるので写真も撮りやすいですね。キランソウの花には白いかすれが入っていますが、こちらははっきり模様といえるような白いスジが入っています。
ノー天気に上向きに咲くのも特徴でしょうか。蕊がしっかり見えています。
下の写真のように白花もあります。

まるで園芸種のような雰囲気の野草です。南方系のせいでしょうか。



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2006年5月20日 (土)

アジュガ7種
Ajuga

雨がうらめしい。山に入れません。
お見せするものがないので、これまで撮りためた、アジュガの総集編をいたします。

まず小言から・・・・・
多くはレプタンス(Ajuga reptans:シソ科キランソウ属)の園芸種です。
レプタンスはランナーを出して増えていきますので、ツルジュウニヒトエと呼ばれたりします。
蔓(ランナー)を出すジュウニヒトエ(日本原産の十二単、Ajuga nipponensis)ということですが、言い換えればジュウニヒトエは蔓を出しません。したがって園芸種のアジュガ・レプタンスを「西洋ジュウニヒトエ」と呼ぶのは間違いです。「西洋キランソウ」と呼ぶ方がまだ適切です。
「西洋ジュウニヒトエ」と呼ぶのは、無知で厚顔な園芸(流通)業者の謀略です。

しかし園芸種のアジュガの中で、ピラミダリス(Ajuga pyramidaris:シソ科キランソウ属)はランナーを出しません。ですからピラミダリスについては「西洋ジュウニヒトエ」と呼んでもいいのではないかと思います。

海外には色々な園芸種のアジュガがあるのですが、園芸種、野生種を含め、アジュガは種を取るのが難しいようで、苗でしか輸入できません。従って園芸業者に頼らざるを得ないのが現状です。園芸業者のいいなりになるのが悔しい。海外に住んでらっしゃるどなたか、根が出た茎を国際速達便で送っていただけないでしょうかね。

さて小言は終わりにして、紙芝居を始めます。
これは「アークテックフォックス」(Ajuga reptans 'Arctic Fox')です。私がその存在を知ったのは、海外のナーセリーのネット上のサイトで、2001年でした。少し前からよく見かけるようになった新顔です。葉は小さく、厚みがあります。そしてその美しさを言葉では表現しがたい濃い緑に白い斑がはいっています。環境が気に入らなければすぐに消えてしまいます。

Ajugaarcticfox2

Ajugaarcticfox3



「メタリカクリスパ」(Ajuga pyramidaris 'Metallica Crispa')は、その名の通り金属的な輝きのある葉に特徴があります。花の時期では葉色は緑になり、しわは浅く、柔らかくなっています。メタリカクリスパはピラミダリスなので、上に書きましたようにランナーを出しません。増やすときには株分けをします。成長は非常に遅いです。

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五色斑で有名な「バーガンディグロウ」(Ajuga reptans 'Burgundy Glow')。この個体は昨年は秋口に咲き出しました。冬は紫色が入って美しい斑入りになります。花は紫というより、濃青色をしています。

Ajugaburgundyglow1

Ajugaburgundyglow2



日本では最近出てきた「ブラックスカラップ」(Ajuga reptans 'Blackscalop')です。スカラップというのはホタテ貝のことですが、冬はそんな形の艶のある真っ黒の葉です。春に花茎を立てるようになると、普通のアジュガとあまり変わらなくなり、見過ごしてしまいます。

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Ajugablackscallop2



最近よく見かける「チョコレートチップ」(Ajuga reptans 'Chocolate chip')です。紫っぽいヒメジオンのような細い葉っぱで、花も小振りで、細い花茎にぽつぽつとつぼみをつけます。どう見てもAjuga reptansとは思えません。Ajuga reptansではなくてAjuga tenoriiという説もあります。こんなややこしいことは別にして、一斉に咲くとアメジストのきれいな花壇に変わります。

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最近見かけなくなった銅色の葉の「レインボウ」(Ajuga reptans 'Rainbow')です。焦げ茶色の葉に黄色の斑が入ります。
花の時期になると黄色い斑が消えてしまいます。

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出生が不明な「チジレバ(縮葉)アジュガ」です。冬葉は厚くなり病気のような葉ですが、春になると、厚い葉が展開し、バーガンディグロウのような色目のレタスのような美しい葉になってきます。花の色はreptansのように濃くありません。

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2006年5月 8日 (月)

ド根性アジュガ
Ajuga reptans 'Catlin's Giant'

「キャトリン・ジャイアント」(Ajuga reptans 'Catlin's Giant':シソ科キランソウ属)が、昨日の雨でクリスマスローズの上に倒れてしまいました。花茎は30cmを優に越えています。昨年は倒れた後、そこから立ち上がり7月の終わりまで花をつけ続けました。
今年もド根性を発揮するでしょうか。

昨年夏まで花を咲かせ続けたのに果実をつけませんでした。
アジュガ・レプタンスは暑くなると花茎が枯れてしまうので種が採れません。
この辺の気候のためなのか、もともと種が採れないのかどうなのか解りません。
種子交換でもアジュガ・レプタンスの種は出たことがないので不稔性なんでしょうか。
採種された方がいらしたら、お教えくださればうれしいです。


Ajugagiant1

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2006年5月 4日 (木)

ピンクのアジュガ
Ajuga reptans

ピンクのアジュガです。
一般的にアジュガと言うときにはアジュガ・レプタンス(Ajuga reptans)を指します。
アジュガ・レプタンスは「丈夫なグランドカバー」の代表のように思われてれていますが、そんなに頑強ではありません。非常に根腐れを起こしやすい植物です。
アジュガ・レプタンスの特徴はランナーを出して増えていき、親株はそこで枯れてしまうことが多いようです。
だから鉢で育てている場合は、子株で株分けするようにしないと消えてしまいます。
湿った重い土が好きだといわれていますが、そのような用土で育てると、花前や夏前にあっという間にしおれてしまい、枯れてしまいます。特に鉢で育てる時は軽い方が向いているようです。
消毒を頻繁にする必要もあります。とにかくほったらかしで維持できる植物ではありません。

上の写真は「ピンクエルフ(Pink Elf)」、まん中は「ロゼア(Rosea)」、下は「ブロンズピンク(Bronze Pink)」という名を持っています。
ピンクエルフは、サーモンピンクといったらいいのでしょうか、花色がフラットで一番色が鮮やかです。
ブロンズピンクは葉に特徴があります。花の時期にはわからなくなってしまうのですが、花のない時には葉は、その名のようにブロンズ(濃い茶色)色が入ります(葉全体がブロンズ色になることはありません)。
上二つは、葉っぱは緑色をしていて、花のない時期でも薄い色の花が咲くアジュガだとわかります。
紫のアジュガもきれいですが、ピンクのアジュガが地面一面に咲くと本当に美しいですね。



ピンクエルフ  Ajuga reptans 'Pink Elf' 

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ロゼア  Ajuga reptans 'Rosea'

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ブロンズピンク  Ajuga reptans 'Bronze Pink'

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