2020年5月29日 (金)

房ムスカリ Muscari tenuiflorum

レオポルディア・テヌイフロラ(Leopoldia tenuiflora :キジカクシ科レオポルディア属)が咲きました。

5月半ば以降にのんびり咲き始めます。だいたい房ムスカリの仲間はのんびりとしています。
先日のムスカリ・ピナールディ(Muscari pinardii:キジカクシ科ムスカリ属 )と大きさ以外はよく似ています。
以前ムスカリ・テヌイフロルム(Muscari tenuiflorum)と呼ばれていたこともありました。

レオポルディア・テヌイフロラについて詳しくはこちらをご覧ください。

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2020年5月13日 (水)

レオポルディア・コモサと同じ?  Muscari pinardii

ムスカリ・ピナールディ(Muscari pinardii:キジカクシ科ムスカリ属)が咲いています。

 

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これがムスカリ・コモサです。上のムスカリ・
ピナールディの倍ほど背丈があります。
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ムスカリ・ピナールディは羽根ムスカリの仲間で、レオポルディア・コモサ(Leopoldia comosa:キジカクシ科レオポルディア属)と同じもの、異学名とされています。

灰茶色の稔性花の花序の上部に不稔性の青紫色の花が上に向かって多数開きます。

花は開口部が少しすぼみ、それから6裂して開いています。まさにムスカリです。

このような花序の構成がレオポルディア・コモサと同じなので、レオポルディア・コモサの異学名とされたのでしょう。

レオポルディア・コモサはヨーロッパ南部からトルコやイランまでの広い範囲に分布しています。それに対してムスカリ・ピナールディはトルコ南部の地中海に面したキリキア(Cilicia)地方だけに分布し、分布域が限られています。

草丈が大きいのでは50cmにもなるレオポルディア・コモサに比べると、ピナールディは15〜20cmと矮性です。

葉も幅が1cmまで、長さ10cmほどの長三角形で、やはりレオポルディア・コモサより小型です。

この株は同時に3本の花序が立ったので、大きくなれなかったのかもしれませんが、それ故、房が大きく、愛らしく見えます。こちらの方が好きです。

1925年にトルコのキリキア(Cilicia)地方のタウルスでボルター・シーヘ(Walter Siehe:1859-1928)さんにより発見されました。シーヘさんはビオラ・シーヘアナに献名され植物採集者で、実業家として仕事をしながらトルコ南部のキリキアに住み、アダナ山やその近辺地域の植物を採集しました。
たぶんシーヘさんが集めた植物の中から、この植物をピエール・ボワッシール(Pierre Edmond Boissier :1810–1885) さんが1844年にBellevalia pinardiiという名でベルバリア属として公表ししたのでしょう。しかしボワッシールは2年後にムスカリ属に移しています。

種小名ピナールディはフランス、ルアンで植物学を教えた医師のアマビル・ピナール(Amable Guy Bertrand Pinard:1713-1796)さんに由来します。

 

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2020年4月13日 (月)

真っ白のベルバリア  Bellevalia nivalis

タネを播いて4年目に咲いてから、3年目、大きくなたベルバリア・ニバリス(Bellevalia nivalis:ユリ科ベルバリア属)が咲きました。

ベルバリア・ニバリスは古くから知られている割にはネットには記事があまりありません。高山性のベルバリアだからでしょうか。
花が赤紫と純白の2色が鮮やかなせいか、ベルバリア属の中では成熟した時に花色が黄土色に変わるのが目立ちません、
花の中を覗いて気がついたのですが、花糸(雄蘂の糸状の部分で,この先端にをつける )が白い3角形になっていました。1番下の写真でわかるでしょうか。

ベルバリア・ニバリスについて詳しくはこちらをご覧ください。

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2020年3月30日 (月)

ベルバリアの中では美人?  Bellevalia dubia ssp. boissieri

毎年咲いてくれるベルバリア・ドゥビア・ボワシエリ(Bellevalia dubia ssp. boissieri:キジカクシ科ベルバリア属)が今年も咲いています。

基準種のベルバリア・ドゥビア・ドゥビア((Bellevalia dubia ssp. dubia)はシチリアと北アフリカに分布しますが、亜種のボワシエリはイタリア半島の南部(長靴の先)からバルカン半島を経てトルコ西部に至る地中海沿岸に分布します。 花序上部の未熟な花の青色と成熟してから色づく茶紫色が良いバランスを醸しています。ベルバリアの中では美人だと思います。

 

ベルバリア・ドゥビア・ボワシエリについて詳しくはこちらをご覧ください。

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2020年3月21日 (土)

小さなムスカリ  Muscari commutatum

ムスカリ・コンムタツム(Muscari commutatum:キジカクシ科ムスカリ属)が咲きました。
ムスカリ・コンムタツムはイタリアからエーゲ海諸島にかけての地中海沿岸に分布する黒のような色合いのムスカリです。

小型で背丈も10cmほど、花序には20輪もつきません。

ムスカリ・コンムタツムについて詳しくはこちらをご覧ください。

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2020年3月20日 (金)

美しいベルバリア  Bellevalia cyanopoda

ベルバリア・シアノポダ(Bellevalia cyanopoda:キジカクシ科ベルバリア属)が咲いています。

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ベルバリア・シアノポダはドロマイト(dolomite:苦灰石)が露頭しているシリア西部のスリンファ( Slunfeh)近辺の海抜1000m前後の山岳地帯で発見されたということですが、後にイラン西部に分布していることが分かりました。

ベルヴァリアにしては花が早く咲き、3月上旬に花序が上がり始めます。

蕾のときは濃い紫青色で開くにつれクリーム色に変化し、釣鐘形の花をつけます。
ベルヴァリア属がムスカリ属と異なるのは花口がしぼまないで開くかどうかということだけではなく、小花梗に花と同じぐらいの長さがあることです。
そのため咲き進むとだらしなく垂れてきます。
正面から見ると花弁はクリーム色に変わっていますが、基部は青紫色が残っており、小花梗も伸びるので美しいツートーンカラーが見えるようになります。
しかしツートーンのままでいてくれれば良いのですが、ベルヴァリアの悲しいところで、基部は青紫色が黄土色に変わっていきます。

葉は長三角形の長さ12cmほどで、きれいな灰緑色をしています。

シアノポダの美しさを保つためには、徒長しないような冷涼な気候と十分な陽光が必要なようです。

ベレバリア・クラッサ(Bellevalia crassa)同様ウェンデルボ(Per Wendelbo:1927ー1981)さんによって1967年に命名されています。彼はノルウェー人ですが、スウェーデンのイエテボリ(Göteborg)大学の植物学教授で、テヘラン(Teheran)植物園長を務めた地中海沿岸の球根植物の専門家です。

種小名はcyanoは「青色、藍色の」、podaは「(動物の)脚」という意味のラテン語で、花序を指しているものと推測されます。

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2020年3月16日 (月)

情報のないムスカリ・ベルティキラリス  Muscari verticillaris

ムスカリ・ベルティキラリス(Muscari verticillaris)が咲いています。

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最近発見されたムスカリのようで、なんの公式情報もなく、RHS(王立園芸協会)のデーターベースでも未確認とされています。
イランのアマム・ザダ・ハシム(Amam Zada Hashim)というところから南に1Km ほどの海抜2500mの山岳地帯で発見されたそうで、 SLIZE 031という採取地の記号がつけられていることもあります。他の場所での自生の報告はないということです。

葉は断面がU字形をした長さ7〜15cmほどの線形をしています。地面にウネウネと広がっています。

花茎は高さ15〜20cmで、赤銅色をしています。
花は、園芸品種を基準にすると小さく、花色は花序下部の稔性花は濃い青紫色をしており、上部の花は薄い紫色をしています。
開口部で6裂し、その先が白いので、白い輪が入っているように見えます。
開口部の白い輪は咲いたばかりのものだけで、時間が経つにつれ亡くなっていきます。

種小名はラテン語のverticis(渦)と illaris (巻き込むこと)から「渦巻き状の」という意味で、葉の様子を示していると推測できます。

 

 

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2020年3月14日 (土)

3年ぶりのヒアキンテラ・ダルマチカ  Hyacinthella dalmatica

ヒアキンテラ・ダルマチカ(Hyacinthella dalmatica:キジカクシ科ヒアキンテラ属)が咲いています。
アドリア海沿岸地域のダルマチア地方で採取された標本が元になったヒアキンテラで、実際は地中海東部沿岸に分布しています。
分球するばかりで、なかなか花を付けるところまで太らなかったのですが、3年ぶりに小さいながらも花を咲かせました。背丈は5cmほどです。

詳しくはこちらをご覧ください。

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下の写真は昨年の様子です。

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2020年3月 8日 (日)

一番美しい時期がわからないベルバリア・クラッサ Bellevalia crassa

ベルバリア・クラッサ(Bellevalia crassa:キジカクシ科ベルバリア属)が咲いています。

花茎は次々上がって来ますが、知らない内に花が咲き終わっていて一番美しい時期が分からない植物です。

詳しくはこちらをご覧ください。

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2020年3月 6日 (金)

増えたベルバリア・ヒアキントイデス  Bellevalia hyacinthoides

ベルバリア・ヒアキントイデス(Bellevalia hyacinthoides:キジカクシ科ベルバリア属)が咲きました。
ベレバリア・ヒアキントイデスはギリシャの日当たりのよい丘陵地に自生しています。

育てて3シーズン目ですが、必ず花をつけ、タネを稔らせます。
稔った種がこぼれて株が増えました。

詳しくはこちらをご覧ください。

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